中堅商社マンの海外出張報告(へなちょこ編)

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zoom RSS アメリカ駐在 イタ公VSメキやん 人種対立報告

<<   作成日時 : 2006/03/27 00:03   >>

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これも俺の話だが、俺とアメリカ人従業員の話だ。
95年、野茂がアメリカに渡ったのと同時期に俺のアメリカ駐在が始まった。
場所はロスのトーランスだ。言わずと知れた日系企業の坩堝だ。
これは、その駐在生活5年間で一緒に働いたアメリカの現地人従業員の話だ。

俺は駐在先の子会社で一応、管理職というか経営職もさせられた。
管理職だから、現地の従業員の管理もしなくてはならない。
面倒くさい。
ただでさえ、アメリカでの「新規商売企画開発」という名のドサ周り仕事に忙しいのに、現地のアメリカ人の管理もするなど、まったくもって面倒くさい状態だった。
なんせ、アメリカ人だ。
主張が多くて面倒くさい。
社員は全員で20人くらいだが、それでも面倒くさい。
なぜなら、白人・黒人・メキシカン・日系・フィリピン系・中国系と、いわずと知れた多人種だ。
だから、その人種間の揉め事の調整もしなくてはならない。
アメリカのことなど大して知らない、日本人の俺が、だ。
実際本当に面倒くさかった。

さて、その従業員の1番目に紹介したいのが、マテオ(仮名)だ。
名前からも判るとおり、こいつはイタリア系で、副業でプロのバンドのドラマーなんかもやっており、顔もイケ面系の長髪で、カッコいい。
少々タッパが足りないが、見た目は非常にカッコ良い。
ただし、少々おバカだ。
おバカというより、ぬけているといった方がいいか。
だから、会社での仕事は、荷物のパッカーだ。
いわゆる倉庫番だ。
複雑な仕事を任せると、必ず間違うからだ。
というか、間違う前に理解できないようだ。
カッコ良いのに。。。。。。

さて、ロスには夏時間がある。英語で言うと、デーライトセービングだ。
なにが、セービングだかわかんねーが、そう言う。
サマータイムでいいじゃねーか。わざとらしく長くしなくてもよー、と思う。
名前の通り、夏になると一時間時間が早くなる。
だから会社の始業も1時間冬時間より早くなる。
この夏時間は毎年4月の第2週だったかの月曜日から始まる。
さて、このマテオ(仮名)だが、だから、毎年その4月の第2週の月曜日になると。。。。。
1時間遅刻する。毎年だ。
何回言っても、毎年遅刻する。
前の週末に月曜日から夏時間になるぞ、と言っても、何も考えてないから、土日で忘れる。
ほんとにアホだ。
ほんとにアホなので、だから、毎年1回冬時間になると。。。。。
1時間早く着く。毎年だ。
その日は遅刻しない。
自分の家の時計の時間の調整を忘れたりすると、2日ぐらい続ける。
アホだ。

ある日、俺は倉庫に入荷した製品の検品の為、倉庫で作業をしていると(肉体労働は中堅商社マンの基本だ)、マテオ(仮名)が倉庫のコンピューター画面を凝視したまま固まっているのが俺の目に入った。
立ったまま、完全にフリーズしている。微動だにしない。
何だ何だ、サボりか? と思った俺は、注意をしようとマテオ(仮名)の横から近づいて、その横顔を見ると、目を見開き、よだれが出そうなほど大口をあけた状態だ。
よく映画に出てくる白人の驚いた顔、そのものだ。
さらに画面を凝視したまま、近寄った俺にも気がつかない。
映画の場合は、その視線の先にはとんでもないものがあるはずだ。アメリカだし。
そう思った俺は、マテオに声をかける前にそのコンピューターの画面を見た。
そこには。。。。
― 白人の裸の女性のポルノ動画が流れていた。―
そして、画面の中のその白人女性は、その動画の中で。。。。
― 黒人とエッチしていた。―
俺は思った、仕事中に会社のコンピューターでそんなエロ動画見るなよ。
っていうか、そんな動画見て人が近寄るのも気づかず呆然としてんなよな、このボケ!
大口あけてよ。
立ったまま、会社で立ててるんじゃねーよ、と。
あほらしくなった俺は、「マテオ(仮名)!! 」と大声で呼ぶと、ビクッとした挙句にやっと俺に気がついて、動転した。
挙句に、すぐさま俺に言い訳した。やばいと思ったのだろう。
即クビになる理由になるからだ。
そして、その言いわけは、こうだった。
文法的に正確に訳すと、こうだ。
「俺はジェラシーだ。黒人の大きさにだ。お前はどうだ?」
お前はどうだじゃねー!!!
仕事中に黒人のポコチン見て、大きさにショック受けて3分間も凝固してるんじゃねー!
アホか、この大ぼけイタ公!!!
仕事中そんなもんを突然見せられる俺の身にもなれ、こら。
ということで、俺は散々注意して、その場を去ったが、マテオ(仮名)と同様にサイズにショックを隠せなかったのは言うまでも無い。

この大ボケ・マテオの逸話はまだまだあるが、このマテオ(仮名)に教わった日本人もいる。
俺の駐在中の2代目の社長(支店長)は少々ボケ老人に近いおっさんだ。
はっきり言って、このマテオ(仮名)と変わらないくらい、大ボケだ。
ある日会社の食堂でマテオ(仮名)と、俺と、この大ボケ2代目支店長の3人+他で会話をしていた。
3人とも大ボケだ。よってもちろん3バカ会談になる。
この2代目支店長は東南アジア駐在が長いので、英語がカタカナ英語だ。
マテオ(仮名)は判りにくいイタリア訛りの英語だ。
その2人が会話を食堂で開始したが、まったく話しが噛み合わない。
支店長はマテオはこの会社何年勤めてるとか聞いているのに、マテオ(仮名)は、そうか日本は中国の一部なのか!とか言っている。ブラジルには近いのか?とか言っている。
それに支店長はこう答える。「そうだこの会社はいい会社だぞ。」とかだ。
めちゃくちゃだ。内容は滅茶苦茶だ。
なのにお互い笑顔で「イエス、イエス」、「ア、ソー。アッ、ソー。」(支店長)とか言って相槌を打っている。
俺は別室で爆笑した。あまりにも面白い。
さて、爆笑が一段落して食堂に戻ると、マテオはまだ居たが、支店長はすでにオフィスに戻ったようだった。
そこで、俺はマテオに聞いた。
「支店長が何言ってたか理解できたのか?」
マテオ(仮名)「全然判らない。あれは日本語じゃなかったのか?」
俺「お前、日本語だと思ってそれに答えてたのか?」
マテオ(仮名)「イエス、一応ボスだし、日本の事聞いとけばいいかな、って。。。。」
俺は思った、大ボケイタリア人もそれなりに気を使うんだな、と。
さて、ここでマテオ(仮名)は、急に真剣な顔をして俺に語りかけた。
「○○(俺の名前)、日本人は相槌を打つときには、みんな『アッ、ソー。アッ ソー。』って言うのか?あれは良くないぞ。」
俺:「あれは、日本人が英語を話す時によく使う相槌だ。英語のソーと日本語のアッ、ソーは相槌として、ほぼ同じ意味だからだ。」
マテオ(仮名)「そんなこと無いぞ。英語で相槌に『アッ、ソー』なんて絶対言わないぞ。
あの発音で『アッ、ソー』って言ったら、どうしても『アス ホール』にしか聞こえないぞ。」
 − 「アス ホール」 −
日本語で言えば、そうだ「くそったれ」だ。 「ケツの穴」だ。
俺は即座に理解した。そういえばそうだ、と。
他のアメリカ人従業員に聞いても、みなが同じ反応だ。こうだ。
「2代目支店長は、『ミスター ケツの穴』だ!」と。
なんせ、この人は、一日30回以上に亘って、「アッ、ソー」「アッ、ソー」と頷いている。
会社でエロビデオ見て黒人のポコチンで呆然とする大ボケより、
会社で、一日中、アメリカ人に向かって、
「ケツの穴、ケツの穴」って、頷いている日本人の方が大ボケだ。
アメリカ人から見れば、だ。

それを聞いて、さすがにまずいと思った俺は、その内容を2代目支店長に日本語で説明した。
英語だと勘違いして使っている「アッ、ソー」は、英語で「アス ホール」に聞こえるから、気をつけた方が言いと。
もし、タチの悪い相手だったら、銃で撃たれても文句言えませんよ、と。
その内容に驚きながらも、顔色が変わりながら納得したその支店長は、日本語で俺に、こう答えた。
「あっ、、、、、そー!」
俺は思った、「やっぱりミスター ケツの穴だ。」、と。
東南アジアで闊歩した中堅商社マンは、大ボケイタ公にも勝てない。

これは聞いた話だ。俺の話でも、大ボケイタリア系アメリカ人の話でもない。
俺の仕事関係の知り合いから聞いた話しだ。
その人物はアメリカの大田舎のアラバマの、更に大田舎の町に2年ほど長期に滞在しなければならなくなり、日本食も日本の衛星テレビも全く何もないような場所の、町のモーテルを借り切って一年超も駐在した。
もーほとんどアメリカだけ!みたいな町だ。
朝からハンバーガー屋か、脂ぎったハムクロワッサンか、甘いデニッシュしか食えない、
みたいなところだ。
胃がもたれる。
夜はステーキばかりだ。
夜も胃がもたれる。
だから、一年中胃がもたれる。
そんな町だ。アメリカの田舎は、アメリカ・アメリカしてるだけで、ほんとに田舎だ。
すげー、不便だ。
更にそんな田舎の、黒人が居ない町とかに日本人が居ると、異常に目立つ。
なんせ、黒人がそういった町に住まないのは、百年位前に黒人が白人娘をレイプしたことをきっかけに、町の全部の黒人を焼き討ちして追い出したりした歴史があったりするからだ。
これは白人のアメリカ人から聞いた話なので、ホントかどうかは知らない。
いずれにせよ、そういった町は人種が違う人間の在住や滞在に対してはコミニュティー全体で監視して治安を守ろうとする。
だから、黄色人種の日本人にも住み難いところだ。
モザイク人種文化の西海岸とは大違いだ。
さて、その知り合いの人物は、そういった田舎町に暮らしていたが、休みは部屋で酒飲むか、日本から多量に持ってきた日本の本を読むぐらいしか、やることがなかったとのことだ。
それで、やはり酒量が増えるので、決まったリカーショップ(酒屋)に毎度買いに行くようになった。
ある日その人物がハンバーガー屋で一人で昼食をとっていると、知らないおっさんの白人が寄ってきて親しげに話しかけてきた。こういう風に、だ。
「ハーイ、ジャッパニーズ!(アメリカの田舎の白人には東洋人はみな日本人だ)、お前はこの町じゃすげー有名だぜ。昨日はあそこのリカーショップでバーボンを2本買ってたのは、町のみんなが知っているぜ。それから同じリカー屋でプレイボーイ買ってたのも、な。 一人暮らしは大変だな、あはは。」
てな、感じでだ。
アホみたいに明るいが、アメリカ人のこの意味は、要するに町全体でよそ者の東洋人を監視してるから気をつけろ、問題起こすな、という意味だ。
極端に言えば、アメリカ人同士が知らない人に会って笑顔(スマイルとか言う)を向けるのは、「俺は敵意無いし、暴れもしないから、いきなり銃で撃たないでくれよ。」という意味だからだ。
アメリカの田舎ではおちおち酒もエロ本も買えない。
さて、その気さくに見える白人親父が続けてその人物に話しかけてきた。
「俺は他の奴らと違って日本人の友達がいるんで、日本人のことも理解してるつもりだ。だから、お前とも警戒心無く話せるのさ。」日本語に訳すとこんな感じだ。
日本人の友達が居るのか、と関心して返答したその人物に向かって、その白人親父は、
続けてこういった。
「そうだ、ザッツライト。俺の日本人の友達の名前はタカハシっていうんだ。
お前、同じ日本人ならタカハシのこと知ってるだろ?」
その人物は、そのあほな田舎者親父にこう返答したそうだ。
「日本にはタカハシだけで、何十万人もいるんだよ。なんで俺がその何十万人もいるタカハシの中のお前の友達知ってるんだよ。」と。
大体、アメリカ人の日本の理解なんて、こんなものだ。

さて、マテオ(仮名)だ。
ある日マテオはビデオで忍者映画を見たらしい。
そして次の日、俺にこう聞いてきた。
「俺は昨日忍者映画を見たが、すげーカッコ良かった。○○(俺の名前)、お前は忍者映画を見たことあるか?」
「忍者映画?日本のなら見たことあるけど。」
「そうか、ところで、日本にはまだ忍者は居るのか?どこに居るんだ?」
と、聞いてきた。アホだ。まったく決まりきった質問だ。
この話題が始まってからの、俺の予想通りの質問だ。
大抵、忍者の話題になると、この質問になる。
ここで俺は思った。まともに答えてもどうせ理解しないので、からかってやろうと。
日本と中国の区別もできない大ボケアメリカ人にホントのこと言っても、理解できないからだ。
俺(声を抑えて):「いいか、良く聞けよ。日本では東京だけでも、まだ1万人以上の忍者が居るんだよ。」
マテオ(仮名):「ウソだろー、ト−キョーでそんなに忍者が居るのか?ホントか?」
俺:「忍者は自分が他人に忍者だとばれたら、組織から消されるんだ。だから忍者は普段は普通のカッコをして、普通の生活をしてるんだよ。」
俺:「だから、東京では日中に普通のスーツとネクタイ着てサラリーマンのフリして上司にペコペコしてるが、ホントは忍者だったりするんだ。
お互いがホントは忍者だと分からないから、敵味方の忍者同士がカラオケ行って酔っ払って肩組んで歌ったり、連れ立って風俗行ってボッタくられたりしてるんだぞ。
だから日本のサラリーマンは夜になると、相手が忍者かどうか確かめるために、よく飲みに行くんだよ。もし部下や上司が敵方の忍者だったりしたら、いつか暗殺されたりするからな。」
俺(声を抑えて):「それからマテオ、あんまり言いふらすなよ。実は俺も5年前までは忍者だった。」
マテオ(仮名)「あはは、○○(俺の名前)、そりゃー面白いジョークだ。いくらなんでも、それはだまされないぜ。お前が忍者だったとかにはな。あはは。」
俺は思った。さすがの大ボケイタ公もこれほど大ウソになるとだまされないもんだ、と。
でも、俺はそこで又思った。
このボケでも前半は信じてるみたいなので、この大ウソ忍者話は、アラバマあたりの大田舎では通じるかもしれない、と。

さて、マテオ(仮名)話の最後だ。
ここに同じイタリア系で、女性事務員のジーナ(仮名)が登場する。
ジーナは事務と支店長の秘書も兼務している。子持ちでバツイチの20代後半だ。

ある日、俺はいつもどおり会社に出勤した。
始業時間よりも30分くらい早くだ。
始業は8時から始まる。ロスの始業時間は時差3時間のNYと合わせるために開始が早い。
だから、7時半前に着くと、会社の前の芝生のをガーデナーと呼ばれる庭師が手入れしている光景に会う。
これはカリフォルニアに良くある光景だが、敷地の芝生の刈り取りを業者にお願いして行ってもらうもので、大体週2−3回刈り取りする。
戦前やまだ日本が貧しいころは、日系移民の多くがこのガーデナーの仕事をやっていた。
トーランスの隣にガーデナという町があるが、そこは元日系移民の町だ。
日系移民が多く住み、多くの人がガーデナーをやっていたからだ。
それだけ日系移民はアメリカに虐げられながらも、努力して町まで作ったのだ。
それから俺の駐在のころになり、ガーデナーの多くはメキシコや南米からの移民が従事するようになった。

さて、話は戻り、ある朝俺は30分早く出社し、ガーデナーが芝刈りをやっている中を、駐車場に駐車した。
会社は巨大な倉庫にオフィスを作った形式なので、裏門あたりはドック形式になっていて玄関からは死角になっている。
さらにゴミ置き用に、コンクリートの壁で正方形に囲った場所があり、そこは更に死角になっている。
車を止めた俺は、その倉庫側の裏門に何か気配を感じ、車を降りてそちら側に回って確認しようとすると、メキシコ人2人がゴソゴソ何かやっている。
ガーデナーのメンバーだ。
泥棒か?と思った俺は、緊張しながらそのゴミ置き場に回りこみ、大声を上げて詰問した。
「何やってるんだ?」、と。
驚いたメキシコ人の一人はこっちを向いて固まっている。
もう一人の気配がして、そのゴミ置き場を覗き込むと、
そこでは、もう一人のメキシコ人ガーデナーが。。。。。
― ウンコ していた。 ―
それも、俺の大声に慌ててズボンを履きあげたところだ。
だから、たぶん。。。。。。。 − 拭いてない。 −
ソーリー、ソーリー、と泣きそうな声で詫びながら、そのメキシコ人ガーデナーは、
そのまま立ち上がりかけ、そしてズボンのベルトを締める。
その股の下では、茶色くて、あからさまにそれだと分かる物体があり、その物体からは。。。。
― 湯気が立っている。 ―
ちょっと下痢気味みたいだ。
っていうか、朝からそんなもの見せられて、愕然とした俺は、こう思った。
何でわざわざ、そんなところでウンコすんだよ、このタコス親父が!!!!!
いくら緊急事態だからって、見えない死角だからって、人の会社のゴミ置き場でウンコすんじゃねー。
呆然と佇む俺の脇を、セニョール・ウンコ親父とその相棒は、逃げるようにすり抜けて、ガーデナートラックに乗り込んだ。
って、いうか、相棒にウンコの見張りさせんなよ。
と、俺は思った。
ほんとにウンコしたのか、信じられねーと思った俺は、ホカホカ湯気の立つ物体を一応確認した。責任者はつらい。コーンが混じっている。
ゴミ置き場のコンクリートの上物体Xは、「どうだ、出てきたぞ!」と言わんばかりにそこに存在するが、そのまわりには何も存在しない。
やっぱり、思ったとおり、紙が無い。
予想通り、そのセニョール親父は。。。。。。 ― 拭いてない。―

さて、あまりの馬鹿な事件にあきれた俺だが、その処理とガデナー会社へのクレームもあるため、事件のありのままを支店長に報告した。
社員一同、その話に怒り、そして支店長以下ほとんどの社員で現場を確認しに行って、
そして、、、、皆、愕然とした。
なんせ、会社の裏口のドアの外すぐに、ウンコがあるからだ。
その場所に、あるべきで無いものが、ほんとうに有るので、皆言葉が出ない。
そして、皆口々に言い出した。
なんで、ここでするんだ? と。

さて、処理は支店長に一任された。というより誰もそんな処理したくない。
だから支店長がやるしかない。
倉庫係はもちろんマテオ(仮名)だ。
当然、支店長はマテオに指示するが、いくらマテオ(仮名)でもウンコの処理まで業務契約には入っていない。
アメリカでは、入社時や更新時に締結する業務の契約内容に入ってなければ、それ以外の業務命令は拒否できる。
だから、社内の誰もウンコの処理契約を結んでいない。当然だ。
いくらすべての問題を想定して契約を結ぶアメリカでも、そんなこと、前もって予想してない。
なので、いくら支店長でも業務命令で言えない。頼んで見たが、見事に拒否された。
いくら大ボケ・マテオ(仮名)でもメキシコ人のウンコの処理は嫌みたいだ。
それでも処理しなくてはならない、支店長はついに交換条件を出してマテオ(仮名)を説得しだした。
昼飯奢るだの、ビールご馳走するだの、言って頼んでいる。
最後は、夕飯でけりがついたらしく。マテオ(仮名)はシブシブ頷いている。
しばらくして、倉庫裏を見に行くと、「ファ○ング、メキシカン!!!」とかブツブツ独り言で呪詛しながら、顔をギャングのようにハンカチで覆い隠し、
チリトリ変わりにしたダンボールで。。。。。。
メキシコ人のウンコを掬い取っているマテオ(仮名)が居た。
まったく、男前が台無しだ。

さて、契約しているガーデナーの派遣会社にも、そんなところでウンコをさせないようにクレームしなければいけない。
契約先にクレームしておかなければ、又同じことが繰り返されるし、最悪の場合は告訴するためにもはっきりしとかなくてはならない。
会社前でウンコされて告訴だ。
なんでも告訴の国だから、クソもコクソだ。
よって、支店長は証拠としても残そうと考え、クレームの手紙を出すことにした。
支店長は日本人だ。
だから、正式な英文までは書けない。
そこで、ジーナ(仮名)の登場だ。
ジーナ(仮名)は、事務の他に社長の秘書も兼務してるから、そういった手紙や文書を社長(支店長)の為に作成したりする。
なので、支店長は当然ジーナ(仮名)に、クレームレターを書くように指示した。
ジーナ(仮名)の席は、パーテーションを隔てて俺の隣にある。
プライバシーを重視するアメリカは当然オフィスも仕切られているが、全部仕切っているわけでは無いので、隣の声は聞こえる。
その隣の席で、ウンコのクレームの手紙を打つジーナの独り言呪詛も俺に聞こえてくる。
マテオ(仮名)と同じだ。「ファ○!」とか「シット!」だとか言っている。
まさにシットだ。そのものだ。なんせウンコされたんだから。
そして最後に正式な文面作成に悩んだジーナ(仮名)は、俺に聞こえるように、こう叫んだ。
いったいぜんたい、正式な英語でどう言うんだよ! 「ウンコしました。」って、!!!!!
どういう英文書けばいいんだよ! 「二度とウンコさせないでください」って!
かわいそうに、そのころジーナはまだ20代半ば過ぎの女性だ。
中堅商社社員はメキシコ人ガーデナーのウンコにも勝てない。情けない。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。私は他州に在住で、そこで高校生の時から現在に至り5年ほど住んでいます。

アラバマ州にはそんなところがあるんですね!驚きました。本当に小さな町なんでしょうね。

アラバマ州の何処なのでしょうか?!
みみ
2006/03/31 01:57
みみ様
コメントありがとうございます。
高校生からアメリカ在住ですか。いいですね。私も高校生くらいからアメリカに住みたかったですね。
私の場合は貧乏でアメリカどころか、アメ横もいけませんでしたが。
(うーん、あまり面白くないですね。すいません)
さて、文中にも書いてありますが、取引先の知り合いから聞いた話で、80年代後半の話ですが、アラバマの田舎はホーレーという町の近辺だそうです。
地場の白人に言わせると、LA=LOW ARABAMAだそうです。
また黒人を昔焼き討ちして追い出したのは、スプリングフィールドという街ですね。
インディアナのブルーミントンなんかも田舎で、私一人でスーパーKとか行って買い物してると白人にも黒人にもジロジロ見られますね。
そんな経験しなくて良い州に住んでらっしゃいますか?
なにか面白いギャップ体験でもあれば、いろいろ教えてください。
では。

中堅商社マン
2006/04/02 21:54
知り合いの人がバーガーキングをテキサスで経営してます。そこで雇っていたメキシコ人が、何を思ったか店の前に停めてあった車に立ちしょん。更に悪い事にその車は、おまわりさんの車でした。。。見つかって留置所に入れられてしまった彼を、その知り合いは保釈金を払って。。。だそうです。店の中にあるのに。。。更に、アラバマに引っ越す羽目になった友達がアパートの管理人おばちゃんに「ギニーピッグ(ハムスターみたいなやつ)を飼っていいか?」って聞いたら「ピッグ(豚)は駄目だ」「いや、ピッグじゃなくてギニーピッグだ」と言い返したら「ギニーでもメキシコでも何でもピッグ(豚)はペットじゃない!」と言われたそうで。。。南の州って素敵♪
海外好き
2006/04/16 16:53
ダ、ハハハ! 海外好きさん、めちゃくちゃおもしろいっす。メキやんの生態を的確にあらわしたコメントにハラワタよじれます。
なぜかそうなんですよね。そうしたら、絶対ぶつかるだろう、って分かってるのにそのまま進んで、それで高速の入り口で車ぶつけてひっくり返して、最後は車がひっくり返ったって、泣くんですよ。メキやんて。
分かってたら、ブレーキ踏めよ、と思いますが。。。。
しかし、パトカーにタチションとは、さすがにメキやんだ。
黒人でもやんないと思うことをやるので、可愛らしいっす。
更にバーガーキング前というのが、想像できて笑えます。
アラバマの話も面白いっすよね、東洋人(?)が分けの分からない名前出してペット飼わせろとか、南部で言ったら、家畜でも飼われるんじゃないかと勝手に誤解したんじゃないかと想像できますね。
なんせ中国系に一度甘い顔すると、増長してアパートで養豚とかされますので。。。(といような誤解をしてるかと思います、その管理人のおばちゃんも)
また、面白い話題ありましたら、どんどんコメントお願いします。
中堅商社マン
2006/04/17 09:46
そうなんですよね〜。メキやんって素敵♪みたいな。そんなに子供作ったら不法で滞在してるんだから、収入だって上がらないし大変だろう!って思うのに子沢山。大変〜なんですよね〜。
その通り。そのアラバマに引越ししたのは「アメリカ生まれベトナム人」です。管理人のおばちゃんは赤首。会社も殆ど全てが赤首らしいです。物凄く浮いてるそうです。そっか!家畜でも飼われる!と思ったんですね〜。友達に大人しくでっかい犬を狭いアパートで飼って、馬鹿でかいピックアップに乗って、バドワイザー買って、ピザ食べて、週末はカウチでゆっくりアメフト見ておけって伝えておきます〜
海外好き
2006/04/17 21:24
海外好きさん。面白すぎ!赤首の表現も的確で笑えます。
メキやんはロスのトーランスのPCHのところの公園で毎朝集合して、日雇いの仕事を得たりしますが、その仕事がアパートのゴミ処理だったりすると、前日捨てたTシャツなんかを平気でその次の日も着てきます。
日本人が日本で買って捨てたと思われるボロボロのUCLAのTシャツを着て公園に並ばれた日には、笑うに笑えません。
ガレージセールとかやると、どこから情報得たのか家族および友人数人を引き連れて、セール開始前から車で門前で待機されます。
白人と日本人くらいしか住んでない街で、メキやん軍団に朝から門前で待機されると、異様です。キケンを感じます。治安悪くなるって、向かいの赤首夫婦に怒られました。
中堅商社マン
2006/04/18 23:10
そのときに最初に売れたのが、日本から持ってきた古いスーツでした。取り合いの末、メキやんおっちゃんが買ってきましたが、そのスーツの裏には漢字で私の名字が入ってました。
知らないメキやんのおっちゃんが、中古スーツ着てカッコつけて、テキーラとか決めて、拾った葉巻でも決めようと、裏ポケット取り出そうと前を翻すと、漢字の名字が入っている。
カッコ良すぎて、ハラワタよじれます。
中堅商社マン
2006/04/18 23:11
ベトナム系の友人の話も笑えますね。
アラバマあたりで一人だけベトナム系だと、そりゃめちゃくちゃ浮く上に誤解されると思いますね。
なんせ、その辺の赤首系アメリカンは中華料理店では犬とか猫を食わされると最近まで思ってましたので。。。
前に中華料理誘ったら、知らないうちに猫肉食わされるのはゴメンだと断られましたので。
それを聞いて、それじゃ昔のマクドナルドの噂じゃねーか、と思ったりしましたが。。。
それではお盆よりも馬鹿でかいビザを食って、バドワイザーとかミラーとかを一気にがぶ飲みしながらソープドラマ視て、馬鹿笑いするように、友人にお伝えください。
海外好きさん、面白いですね。次作も期待します。
って俺の次作も上げてないのに。。。。
中堅商社マン
2006/04/18 23:11

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