中堅商社マンの海外出張報告(へなちょこ編)

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zoom RSS 中国出張 スケベオヤジ報告2(中国の宮沢リエ事件顛末のつづき)

<<   作成日時 : 2007/04/22 23:14   >>

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路上で拾った腐ったサンタナ型タクシーが夜霧の上海を進む。
乗客は2人。
変に興奮したのか、十分に皮膚が露出した頭部から湯気を出しているバーコードオヤジこと、我らがダッツ○本と相方の俺だ。
で、その着いた先。
○本オヤジが、取引先から聞いたというネーちゃんがわんさかいるとディスコは、JCマンダリンホテルの地下(だったか)だった。
結局のところ、元々の宿泊先であるポートマンからは5分くらいで歩いていける距離だ。
漫才コンビは、回りに回って中華食堂の隠し部屋と左テニスチームでの危険な目にあって、それで結局歩いて5分くらいの近くのホテルのディスコの入り口にたどりついた。
先ほどまでの修羅場体験でまだまだ興奮している俺は、その場所に至って、こう思った。
「先に言ったらんかい、このハナクソハゲがぁ!
先にこっち来とけば、わざわざタクシー代出して、変な食堂秘密クラブまで行って危険な思いをせんですんだやないかぁ、このバーコード米ぬかカブレがぁ!」
とは思いながら、そこはそれ、俺は四六時中中堅商社マンなので、顔にも声にも出さず、一応愛想よく会話しながら、そのディスコへ続くエレベーターに乗り込む。

で、そのディスコ。
ドアを開けた途端に大音量のユーロビート(?)が襲ってくる。
店の中はドライアイスのスモークが多量にあふれ、色々な人種がフロアーで踊っている。
スポットライトは赤・青・白色で、ミラーボールまであったりする。
そりゃ、90年代だ。なので、中国でもジュリアナ系ディスコだ。
ホテルなので、客も外国人が多く、一応は洗練されている。
威海のホテルあたりの、野暮ったいカラオケ+デスコではない。
さて、そこに登場した我らがスケベオヤジ・ハゲダッツ○本。
バーコード頭と濃いメキシカン顔を持つ関西A代表スケベオヤジ。
別名は日本A代表・スケベ関西オヤジ・メキシカン・ハゲだ。(ほとんど同じ表現だ)
その大音響鳴り響くディスコに、スケベ心が超巨大化した、目をギンギンにランランとさせた表情の、背中からは「今夜はやたっるでぇ〜!ワシは野獣やでぇ〜!」光線を発している、でもメキシカン・ハゲなダッツ○本は、その相方の俺の静止を無視して、突進するが如く乗り込んで行った。
で、店内に入って、そのオーラバリバリのダッツを振り返って見ると、入店直前まで背中から巨大スケベ光線を放っていた、一種オーラに包まれていたはずの、そのダッツ○本が、、、、、、
― 萎れていた ―。
思いっきり、縮こまっている。
その姿は、まさに、借りてきたハゲ猫だ。
ヤツは、本格的なディスコがどんな処か、あまり体験したことが無いみたいだった。
店の雰囲気に圧倒されて、どうしていいかわからず、ようするに、困っていた。
っていうか、借りてきたハゲ猫(バケ猫ではない)は、ようするに、店の雰囲気に合わない。全然合わない。
っていうか、単なるニッポンのスケベ親父なので、ようするに、ディスコに対して合わせようが無い。
それを見て、同じスケベだが、一応頭髪が残っている中堅商社マンの俺は、こう思う。
オッサン!あんた、ただ取引先のオッサンに若くてかわいいネーちゃんがわんさかいるという内容だけで反応しただろ。
日本でもディスコなんて行ったこともないくせに、中国で若くてかわいいネーちゃん居るから、行ってもカラオケ屋に毛が生えた程度だろとか、タカをくくってたやろ。
で、俺が同行アテンドするもんだから、そういう店に行ってもなんとかなるとかアサハカに考えてただろ。
と、俺は思いながら、面白いので少々オッサンをアテンドせず放っとこうとしたが、俺自体もディスコの雰囲気に慣れているわけでも無く、そのまま居ても疲れるので、ハゲオヤジを伴いフロアーから少し離れた酒客用のボックス席に移動した。

なんとか落ち着いた場所に座れて、ダッツの顔に安堵が表れる。
安堵が現れ5分もすると、即座にかつ自動的に後光がさす。
「後光」と、言うより、「オーラ」だ。そう「スケベオーラ」だ。
全身がこう語っている。
― ちょっと戸惑ったが、今夜はもう準備完了やでぇ〜! ―
― 今夜のワシは核弾頭やでぇ〜! 欠く男頭やないんやでぇ〜!―、と。
ようするに、やらせろ光線だ。
ボックス席に座った瞬間に、充血してランランとしたその目が周りの女性客を追い始める。
もう、血走った眼球の超高速稼動だ。
キョロキョロとかいう擬音で表すのでは、あまりに不十分な眼球の動きだ。
ギョロン ギョロン という音が聞こえてきそうなほどに、眼球が濃い顔の上を動く。
目ん玉飛び出そうなくらいの勢いで、ネエチャンを追う。
「どや、あれはどないや。こっちはどうなんかいな。
このネエチャンは中国人かいな。
あそこで踊っとるネエチャンは、よさげやないか? 
えっ、どないや○○ちゃん(俺の名前)!
(話しに聞くほど)そないに、ええネエチャンおれへんやん。」
って感じだ。
もはや何を言っても、聞く耳が機能していない。
眼球だけが機能している。
しかたないので、俺はハゲダッツのしたいようにさせ、注文を取に来たウェイターに俺とダッツ分の飲み物を頼み、そして飲み始める。
その間もダッツオヤジのネエチャン物色攻撃が続く。
それは、もはや視姦の絨毯爆撃だ。
まさにヤツの視界と脳裏には、女という字が三つ以上そろった状態だ。
そうだ。その通りの「姦」な状態だ。
で、しばらくして。
あれがイイだ、これはマーマーだ、あれはダメだとか繰り返すうちに、やっと気が付いたのか、ヤツはふと我に返り、そして俺に振り返って、こう聞いてくる。
ダッツ:「で、○○ちゃん(俺のこと)、どないしたらええねん。」
俺:「はっ? なにがどうするんすか?」
ダッツ:「なにとぼけとんねや。わしなぁ、あの娘がええねん。ここ(デスコ)では、どないしたらお持ち帰りできんねん。」、と。
そうだ、ヤツの認識内では、中国のディスコは若いネエチャンがわんさか踊っていて、外国人客がその中から気に入ったネエチャンを指名して持ち帰れるか飲みにつれてける制度だと、そう勝手に決めていたようだ。
そこで俺は理解した。
ヤツが充血した目玉を音がするほど超高速で回転させて、ネエチャンを追っていた理由を。
そうだ。
やつは、フロアの中国人ネエチャンは客の指名を受けるために踊っていると思い込んでいたからだった。
あきれた俺は、そういうシステムじゃないということを説明した。客は一般客だと。
で、おっさん。わざわざ親切に説明してやった俺に向かって、激高してこう叫ぶ。
― 「ほな、どないせーっちゅうねん!」 ― と。
どないもこないもあるか、ボケ!
素人の中国ネエチャン相手に、逆にどないせーちゅうんじゃ、ボケ!
踊ってるネエチャン捕まえて、
「あの日本のスケベオヤジがあんた指名しました」とか、
そう中国語で言わす気か、このハナクソ・ハゲがぁ!
「日本A代表スケベオヤジが指名しましたから、これからアナタお持ち帰りされなさい、今夜はあのメキシカン核弾頭の餌食になりなさい」とか言わすんか、このスダレが!
散々説明してやって誤解を解く度に、ダッツの顔は逆切れの怒りで紅潮し始める。
で、さらに激高してこう発言する。
「そないなシステム聞いてへんがなぁ! 韓国でそないなことないねん。」
「韓国のデスコいうたら、みんな、お持ち帰りできるんじゃ、ワシをなめとんか、中国わぁ!」
待て待て、オッサン。
ここは中国であって、韓国じゃないって。
何でも韓国のカラオケ・ネエチャンシステムと一緒にしようとすんなって。
それに、たぶん韓国でもディスコでは素人指名+お持ち帰りはできないと思うぞ。
それから、元々中国はあんたをなめて無いって、あんたがどうしても中国でナメナメしたくて、そのハーゲン頭から湯気出してんだろうが、3時間以上前から。
更に、それにだ。
俺に対して激高したってしょうがないだろ。
デスコ行こうと言い出したのは、オノレ自身だろうが!
そう思いながらも、すでにメキシカン核弾頭の先っぽが、たぶん尋常じゃない状態になっているハゲ・ダッツをここで止めるのは至難の技だと感じた俺は、こう言ってなだめに入った。
「しょうがないっすね、じゃあちょっとフロア回ってそれらしいの探してみますよ。」と。
その発言に超過敏に反応して、ダッツが返す。
「ホンマか、ホンマか!○○ちゃん(俺のこと)!ナンパしてきてくれんのか。そうか。いやぁ〜、さすが○○ちゃんや、シテーボーイは違うがな、やっぱり。」
なんだそりゃ、死語じゃねーか、死語。
それにその打って変わってうれしそうな顔は何だ!
俺はディスコ全体を回ったフリをして、それで「結局ダメでした。」という結果でその日の騒ぎを終わりにするシナリオを頭の中に描いていた。
で、ボックスフロアーからダンスフロアーをキョロキョロしながら一周回る。
期待と不安を込めた目で、ダッツはハゲ頭が乗った首を長くして待ちくたびれる。
そして、5分ほどフロアを回り終わった俺が、元のボックス席の10数メートル手前まで近づいた処で、、、、、、
そこで、声が聞こえた。
 ― 「日本人ですか?」 ― と。
それは、とても澄んだ声音の、とても自然な、日本語だった。

その声に、俺は振り向いた。
あきらかに、俺に声をかけている。
俺のことを日本人であるとわかって、それで声をかけてきている。
日本語の発音は自然だ、日本人のようだ。
そして、その声の先を振り向いて見て、目が合って、俺は驚いた。。。。。
そこには、、、、、、
―女装した ダッツがいた。―
真っ赤なドレスと真っ赤な口紅を塗っったハゲ頭のダッツが、、、居るわけない。
居ない。居ません。冗談です。そんなわけないです。すいません。
ちょっとした出来心です。
話を元に戻します。。。。。。

で、その声に、俺は振り向いた。
あきらかに、俺に声をかけている。
俺のことを日本人であるとわかって、それで声をかけてきている。
日本語の発音は自然だ、日本人のようだ。
そして、その声の先を振り向いて見て、目が合って、俺は驚いた。。。。。
そこには、、、、、、
―本物の宮沢リエが、、、、居なかった。―
居ない。居ません。冗談です。そりゃ、もちろん居るわけないです。すいません。
しつこくてすいません。
話を元に戻します。今度はほんとです。

で、その声に、俺は振り向いた。
あきらかに、俺に声をかけている。
俺のことを日本人であると分かって、それで声をかけてきている。
日本語の発音は自然だ、日本人のようだ。
そして、その声の先を振り向いて見て、目が合って、俺は驚いた。。。。。
そこには、周りの一般客のオネエサンとは明らかに雰囲気が違う、まるで銀座の飲み屋のネエチャンのような感じの派手な中国人の女性がいた。
見た感じは20代後半だ。中国オネエサンだと思うが、着飾った感じと雰囲気は日本人の女性(それも派手な)感じに近い。
容姿も一般的には美人な部類だ。
声をかけられた俺自体が思ったほどだ。「以外と良いじゃん」と。
その女性は俺に向かって続ける。
「いっしょに飲みませんか」と。
そこはそれ、スケベなことはダッツと変わらない中堅商社マンな俺、その誘いに飲まれてその女性の隣の席に自然に座った。
そして、日本人か?とか仕事か?とか、その流暢な日本語につられて5分程会話をした。
で、ハタと思い出した。ハゲダッツが居たことを。
思い出しながら、俺の頭の上で警鐘が回転する。どうも、怪しい雰囲気なネエチャンだと。
で、俺は、もう一人のハゲオヤジが居ることをそのネエチャンに説明し、一緒に飲むことのはどうかと聞いた。
ネエチャンは即諾だ。
「そこにいきましょう。一緒に飲みましょう。お連れも日本人ですか?」と。
怪しい。どうもこのネエチャンは怪しい。
まず日本語が流暢過ぎる。
それにカッコが中国人離れしている。ほとんど日本のキャバクラ・ネエチャンだ。
で、見るからに日本人のスーツ来た俺に声かけてきている。
怪しい。非常に怪しい。で、見た目は、妖しい。
危険を感じながらも俺は、そのままそのネエチャンを連れて、ダッツの居る席に戻った。
で、遠めにダッツの顔を見ると。。。。。。
 ― 呆けていた ―
俺の後ろを凝視して、そのまま、フリーズしている。そうだ、凝固している。
そのハゲ頭を乗せたまま凝固した顔が、アホのままの表情で、こういっている。
 ― ホンマか? ○○ちゃん(俺のこと)、夢やないやろな― と。
ハゲダッツの表情がそう物語っているのが、遠めでも分かる。
ホンマ、正直なハゲ親父だ。
ネエチャンと一緒に、席に近づくに連れ、オッサンの表情が徐々に変わっていく。
ダッツオヤジの隣の席にそのネエチャンをエスコートして座らせたころには、
もはや、、、満面、笑み・笑み・笑み、そのものだ。
もう、どこまでが笑顔で、どこからがデコだかよく分からないほど、だ。
死に体のバーコードが、やっとのことでデコと顔を分けているのが分かる。
その妖しいネエちゃん。
メキシカン・ハゲオヤジの横に座るや否や、流暢かつ綺麗な声で、「こんばんは」とか抜かす。
それを聞いた満面スケベ笑顔オヤジ。
リーダーじゃ読めないバーコードの頭から、蒸気に似た湯気が飛び出す。
もはやオッサンの脳裏は、怒涛の???の嵐だ。パニックだ。
毛のないハーゲン頭の仲では、777の大当たりがジャンジャンなっているのが、傍目にもわかる。
だってハゲの瞳の中に、777がチンジャラ回転してるのがまさに見えるからだ。
で、興奮しすぎたそのダッツ・ハゲ。ネエちゃんが座るなりいきなりの質問攻撃だ。
「名前なんちゅうねん。いくつやねん。ほんま日本人とちゃうか?なんでそない日本語上手いねん。上海のどこ住んでんねん。どないやねん。こないとちゃうか?そないなことあるか。いや、わしはホンマはジェントルマンやねん。あんたホンマは宮沢リエとちゃうか?」とかだ。
興奮した野獣なハゲは、自分で自分が止められない状態だ。
普通のオネエサンだったら、絶対避ける。避けるというか、絶対危険を感じて逃走する。
そのぐらいの、やらせろオーラが周囲1メートル弱を覆う。
まさにスケベハゲオーラのデンジャラスゾーンと化している。
それに、普通、面と向かって宮沢リエとちゃうかって聞くか?
宮沢リエの分けないだろ。いくらなんでも。
そんなのが上海のディスコに一人でいるわけなし、ナンパされるわけないだろ。
アホか、このハナクソスケベ丸出しバーコードが。
一緒にいる俺は、その圧倒的なスケベオーラのアホさ加減にもはやそのネエちゃんが綺麗だろが、かわいかろうが、どうでも良くなっていた。
男の俺でもあほらしくなるほどのやらせろ光線だ。
そう、普通のオネエサンなら、引くどころか、絶対危険を感じて逃げ出すはずだ。
が、その中国オネエサン、目をランランとさせたハゲの質問にきちんと受け答えして、更に会話を盛り上げるばかりか、どんどんハゲとの会話を弾ませている。
ハゲは、もはや超有頂天状態だ。
すでに本人の気持ちは上海のマンダリンホテルの遥か上空にある。
で、その状況に参加しながら、俺は思った。
この中国ネエちゃんなんか怪しい、と。
妖しいだけじゃなく、妖しい。
聞けば5年ほど日本に留学していて、今は上海に戻ったばかりだそうだ。
うーん、やっぱり怪しい。
俺の警戒を感じたのか、中国ネエちゃんは、何となく、ハゲダッツオヤジの方へターゲットをシフトさせている。
俺はすでにあほらしい上に、その日の長い一日の事件で疲れている。
それにディスコはうるさいので、ハゲとそのネエちゃんを連れて別の店へ行くように誘導した。
ハゲは興奮状態だ。
そのネエちゃんが隣にいる限りは、もはや何でも従います状態だ。
どこでも連れてって状態だ。更に言えば、お金ならいくらでも出します状態だ。
で、結局3人でディスコを出たところで、そのネエちゃんに聞いた。
「近くにいい店ないか。」と。
で、漫才コンビ+怪しい中国ネエちゃんは、またもや腐ったサンタナ型タクシーを捕まえ、またもや上海の夜霧を切りながら、その怪しくて妖しい中国の宮沢リエ姐ちゃんの知っているカラオケ屋に、3人で向かった。

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